小学校算数3年生の項目詳細【数と計算】③

算数3年生の数と計算その3を詳しく見るイノママと姉弟

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こんにちわ、訪問ありがとうございます!

 

はじめに

以前の記事「小学校算数3年生の単元と項目」で内容一覧を、具体的には『 内容領域ごとの「単元名」「項目名」』をご紹介しました。

小学校算数3年生の単元と項目
算数3年生で学ぶ内容について「単元名」ごとに「項目名」「捉え方・考え方などのポイント」「用語や記号」を紹介しています。

それだけでも十分かもしれませんが、学習指導要領 公式解説には、なるほど!と思う詳しい内容が沢山載っています。

家庭学習をサポートする上で、知っていて損はないと思います。よって、公式解説を基にまとめた「項目の詳細説明」を、上記でご紹介した「項目名」に沿って 一覧にして ご紹介しています。

一度にご紹介するとボリュームが多くなりすぎますので、領域ごとに記事を分けています。さらに、内部もボリューミーな領域は、1~3単元ずつに分けています!(特に【数と計算】は多いです(-o-;))

それでは今回は【数と計算】3回目、「小学校算数3年生の項目詳細【数と計算】③」です、見ていきましょう!

 
PDFとnoteのご案内
〇内容一覧である上記の記事を、見やすく印刷しやすいようA4にまとめた「小学校算数3年生の単元と項目 PDF」を noteで公開予定です!(有料公開です)
PDFは現在 準備中です、完成次第 こちらでサンプルとともにご案内します、よろしくお願いします m(_ _)m
 
 
 

【数と計算】領域について

【数と計算】領域では、算数や数学の基本となる「数・量・図形」のうち、「数」について学びます。
および 数を操作するための「演算」や「演算子を用いた式」などの意味・ルール・使い方、等も学びます。
 
 

3年生の単元一覧

3年生で学習する【数と計算】領域の単元は、以下になります;

【数と計算】 – 単元一覧 :3年生

  1. 整数の表し方
    整数の加法・減法
     ⇒ 別記事です:該当記事へ
  2. 整数の乗法
     ⇒ 別記事です:該当記事へ
  3. 整数の除法
     ⇒ ★当記事です★(タイトルでジャンプ)
  4. 小数について
    小数の加法・減法
     ⇒(※ 記事 準備中です)
  5. 分数について
    分数の加法・減法
     ⇒(※ 記事 準備中です)
  6. 数量の関係を表す式
    そろばんを用いた数の表し方と計算
     ⇒(※ 記事 準備中です)
※ 括り方や単元名は当ブログの場合です、学習指導要領や教科書等とは異なることもあります。
※ 左の番号は当ブログでの領域内の記事番号です、算数的な意味等はありません。m(_ _)m
※ 準備中の記事については、今後 記事の分け方が変更になる可能性もあります。
 
 

各単元の項目詳細

以下より、算数3年生の【数と計算】領域中の単元「整数の除法」の各項目について、詳細を どんどん ご紹介していきます!

  • 各単元ごとに、「項目名」「項目詳細」が記載してあります
※ ご注意事項も下部にございますので、 ご一読ください。
 

整数の除法

整数の除法 – 項目詳細 : 3年生【数と計算】
除法とは
  • 分けるときに用いる「割り算(除法)」という考え方を知る
  • 「割り算(除法)」の式への表し方や、記号「÷」を知る
除法と減法の関係
  • 除法を「ある数量から 一定の大きさの数量を取り去るときの 最大の回数を求める(累減)」とも捉え、減法としても考えられること を理解する
    ( 例:12 ÷4の場合、12から4が引ける回数を求める、と捉えて、式「12−4-4-4=0」の4の個数とも考えられる )
    (※ ちなみにこの例のように「4個ずつが何回分 引けるか」と考えた場合、「4個ずつ」が先に決まっているので、後述の等分除・包含除では、包含除となります。12 ÷4を等分除で捉えるなら、「4回引くとき 何個ずつ引くのか」という考え方になります 。式「12−〇-〇-〇-〇=0」で〇の個数は4、この時〇に入る数字を求める、ということですね。)
除法と乗法の関係
  • 除法を乗法の逆算とみると、もとの乗法の「被乗数を求める場合」と「乗数を求める場合」とがあることを理解する
    ( 前者が「等分除」・後者が「包含除」です(詳細は次項))
  • 2年生で学習した乗法の意味:
    「 一つ分の数(一つ分の数量の大きさ)(被乗数) × 幾つ分(乗数)全ての数(その幾つ分にあたる数量の大きさ)
    を再確認しながら、除法で求めるのが「1つ分の数」の方でも「幾つ分」の方でも、除法は乗法の逆算になること を理解する
除法の二つの意味 乗法「一つ分の数×幾つ分」のどちら側を求めたい除法なのか(等分除と包含除)
  • 「分ける」際の2つの要素となる「幾つ分ずつ」「幾つに」分けるのか、において、その どちら側を求めるのかで、除法は二つの意味をもつことを知る
  • 二つの意味は、上の項目の『 除法を乗法の逆算と見た時に、除法で求めるのが「1つ分の数」の方でも「幾つ分」の方でも、除法は乗法の逆算になること』そのものであり、同じく上の、2年生で学習した 乗法の意味:
    「 一つ分の数(一つ分の数量の大きさ)(被乗数) × 幾つ分(乗数)全ての数(その幾つ分にあたる数量の大きさ)
    の、被乗数と乗数の どちら側の数を求めるのか という違いであることを理解する;
  • 一つ分の数を求める場合:
    等分数でして包含数を求める → 等分除
    (例:12個のアメ玉を3人に等分すると何個ずつ配れるかを求めるなら 12個÷3人=4個/人)
  • 幾つ分かを求める場合:
    包含数でして等分数を求める → 包含除
    (例:12個のアメ玉を4個ずつ配ると何人に配れるかを求めるなら 12個÷4個/人=3人)
※等分除・包含除という用語は子供達は学びません
  • これらの理解を通して、除法が乗法の逆算であることも 捉えられるようにしていく
  • 同じ状況なら、等分除か包含除か見方を変えても、同じ式になることを納得できるようにする
    (→ 先の12個のアメ玉の例で、3人に等分する際 1人何個ずつかを求めるなら、等分除で 12÷3=4。同じ状況を見方を変えると、1回に1個ずつ配っていくと1回3個ずつ必要で、それが何回配れるかを求める、とも考えられる。1回3個を一括り、と捉え直すと、3個ずつが幾つ分なのかを求めることと同じになるので、この見方なら包含除で12÷3=4。このことから、何をもって「一つ分の数」で「幾つ分」なのかという見方を替えることにより、同じ状況なら、等分除と捉えても包含除と捉えても、同じ演算式で表すことに矛盾がない、という見方も納得できるようにする。)
    (※ 逆に言うと、何をもって「一つ分の数」で「幾つ分」なのかという見方を替えないならば、同じ状況に紐づく等分除と包含除は、同じ除法の式にはなりません。一人に配る数が「一つ分の数」で人数が「幾つ分」、のままなら、12個のアメ玉を4個ずつ3人に配る、という状況では、12÷3=4と12÷4=3が、同じ状況に紐づく等分除と包含除、つまり「同じ乗法 4×3=12 の逆算」です。)
除法が用いられる場面の式
  • 「一つ分の数」が求めたい時と「幾つ分」が求めたい時、という除法が用いられる2つの場面を理解して(等分除と包含除)、どちらの場合も正しく式にできるようにする
  • 逆に、式を読み取って、各状況や場面においての具体的な数量の関係を捉える
  • 乗法の式での乗数(掛ける数)の「数の種類」が、幾つ分の数といった「数量」ではなく、ある数ともとの数の関係を表す数である「割合」である場合も、除法は乗法の逆算と捉えられることを理解する
    (※○倍の○という数が「割合(別名”率”)」という種類の数です)
    1つ分の数(被乗数)」「(乗数)」=「全ての数(積)
  • この場合も、乗数が「数量」である場合と同じ考えで、「1つ分の大きさ(被乗数)」を求める場合も、「何倍なのか(乗数)」を求める場合も、両方ともに、除法が用いられることを理解する
  • 言葉や図などと関連付けながら、乗法と除法の式の関係の理解を深める
※「何倍」は2年生から登場する見方ですが、「幾つ分」と見ることと「何倍」と見ることの根本的な違いは、2・3年生では教わりません。そこが曖昧なまま「倍を求める時も除法が~」と言われても、言われたことは分かるし問題も解けるけど、そもそも なぜそんな話をされるのか?がよく分からない…、となってしまう子も多いかと思います。「幾つ分」と「何倍」の本質的な違いとは何なのか、について、以下のnoteにコラムとしてまとめていますので、よかったらご参考にしてください!(^^)/(2年生から直面する問題なので2年生コラムとなっています。)
《コラム》 「乗法と倍」 は何が違う? ー 三番目の数「 割合」 の初登場 ー(算数2年生 - 数と計算より)|イノママ
こんにちわ、訪問ありがとうございます! 今回も、算数2年生の内容に関係したコラムをお送りします! 今回で2年生コラムは最終回です。そんな今回も「数と計算」領域より、『「乗法と倍」 は何が違う? ー 三番目の数「 割合」 の初登場 ー 』です...
計算力の確実な習得 「被除数÷1位数=1位数」の除法(被除数は主に2位数まで)
  • 除数(割る数)と商が 共に1位数である除法の計算を、確実に出来るようにする
    (例:42 ÷7や 16 ÷5 など、九九を1回用いて、商や後述の余りが求められる計算 )
簡単な「被除数÷1位数=2位数」の除法
  • 次のような簡単な「除数が1位数で 商が2位数の除法」の計算方法を知る;
  • 被除数(割られる数)が10で割り切れる、かつ、被除数の十の位の数が除数(割る数)で割り切れる数、の場合
    (例:80÷4や 90÷3のような除法)
    (→ 80÷4の場合、十を単位とした数の見方に関連させて 80を「10が8個」と捉え、その「8個」を4で割ると答えは「10が2個」、というように、数の単位(十・百・千 など)の考えに基づいて考えられるようにする)
  • 被除数(割られる数)が2位数、かつ、その十の位の数と一の位の数が それぞれ除数(割る数)で割りきれる場合
    (例:69÷3や 86÷2のような除法)
    (→ 69÷3の場合、十を単位とした60÷3の計算の理解の基に、2位数の乗法と同様に、69 を 60 と9に分けて捉えて、60÷3=20 と 9÷3=3 の和として、答えは 23 と考えられるようにする)
0を割る除法
  • 0を割る、即ち「被除数(割られる数)が0」というイメージを捉える;
<例>
まずは普通に、アメ玉を1人につき4個ずつ3人に配る際に必要なアメ玉の個数を乗法で求めることを考えると;
→ 4個/人×3人=12個
これをもとに、「被除数(割られる数)が0」つまり ということを、除法の二つの意味で考えると;
  • ①「一つ分の数(もとの乗法の被乗数)」が分からない場合の「被除数(割られる数)が0」:
    例: 12個を3人で等分すると何個ずつ配れるか、を求めるなら12個÷3人=4個/人 だが、この12個が0個に変わった場合、となるので
    → 「0個 ÷ 3人=0個/人」
    0個のアメを3人に配るなら 1人に付き0個ずつ、という意味になります
    (1つ分の数(被乗数)を求めるのは「等分除」です)
  • ②「幾つ分(もとの乗法の乗数)」が分からない場合の「被除数(割られる数)が0」 :
    例: 4個ずつ配ると何人に配れるか、を求めるなら12個÷4個/人=3人 だが、この12個が0個に変わった場合、となるので
    → 0個÷3個/人=0人
    0個のアメを1人に4個ずつ配るなら 配れる人数は0人、という意味になります
    (幾つ分(乗数)を求めるのは「包含除」です)
つまり、除法の二つの意味のどちらの場合も「0をいくつで割っても答えは0になる」ことを理解する
※ 等分除・包含除の両方で「除数が0の場合の意味」を捉えるか、は、教科書や先生によるかとも思います。作成者の子供の教科書では、子供達が捉えやすい「①等分除」の方のみでした。
※ 以上は「0を」割る除法です。お気付きかと思いますが「0で」割る除法は 小学校では学びません。作成者の子供の教科書でも、今回も、うまい具合に敢えて触れていない、という感じです(笑)。「こちらは とても難しい話になるので まだ考えないよ」というようなことを、先生によっては話したりするのかもしれません。

ちなみに「0で」割る除法の答えは、被除数が0か否かで答えが分かれ、被除数をaとして
 ・a≠0ならば a÷0=不能(解不能)
 ・a=0ならば a÷0=不定(解不定)
となります。(もう少し詳しく書くと「解不能:不可能なので答えは存在しません」「解不定:全ての数で成立するので答えを定めることが出来ません」となります。)このことをいつ習うのか、は調べきれませんでした、スミマセンm(_ _)m

理系の高校数学では、さらに違う見方も加わります(関数で分母が限りなく0に近づく場合、プラス側かマイナス側か どちらから0に近づくのか、で、正の無限大に発散 or 負の無限大に発散、となります)。

考慮することが多く「つまりこうです!」と短く言い切れないのですが、小学生には難しいので算数がイヤになりそう、ということは言い切れそうです…(-o-)
余りとは
  • 除法が、いつでも割り切れるとは限らないことを理解する
  • 除法の割り切れなかった部分は、「余り」と呼ぶことを知る
余りのある割り算
  • 上記の通り、除法には割り切れない場合があり、その場合には、商の他に「余り」も求めることを理解する
  • 「余り」の表し方には決まりがあり、例えば17÷5ならば「17÷5=3 あまり 2」というように表すことを知る
  • 具体的な状況や場面がある時、そこでの商や余りが 何を意味するか、が理解できるようにする
  • 余りの意味から、「余りの大きさは除数よりも小さくなる」ことを理解する
※「17÷5=3 あまり 2」は 数学的概念を表す数学記号ではないもの(”あまり”という日本語のこと)が入り込んでおり、「=」で成り立つ等式ではありません
では 余りを 数学記号を用いて 等式として成立するように表すとどうなるか、ですが…
  被除数 = 除数 × 商 + 余り
となります。こちらは「数学的な等式」です。(※この関係は4年生の学習です。)
※ 上の「被除数 = 除数 × 商 + 余り」もいいのですが、いやその前に、まずこちら「被除数 = 除数 × 商」では?と疑問に思い、余りのないシンプルなこの関係の式を一体いつ習うのか?調べてみました。が、小学校を通して、学習するよう指示はされていませんでした。
なぜ、シンプルなこちらは正式に学ばないのか? その理由は探し出せませんでしたが、個人的には、掛け算の順序との矛盾で混乱を招くからかな?などと思いました。
数式には「状況における数量の関係を表す言語的な面」と「数(文字も含めて)の操作内容を意味する数学の記述ルールである面」の両方の側面があると思います。(後者も それを 音・記号・ルール を共有して 表し伝え合えていますので、一種の言語 とも見れますが、置いておいて。)
状況を伴う除法の確かめを「被除数 = 除数 × 商」の関係で行う場合、除数が「幾つ分」で商が「一つ分の数」になる等分除の場合、この「数式の二面性」を頭の中で瞬時に切り替えて用いないと、散々習った「掛け算の順序」との矛盾で混乱します。この切替は、小学生には荷が重い、ということでしょうか?(そこは余りが入っても同じなのですが、余りが入ると、子供達は 余りと他の数との関係に気を取られ、そこの矛盾にまでは 気が回らない可能性大。)
以上、習わない理由の推測です、本当の理由をご存じの方がいましたらぜひ教えてください、スミマセン…mm
状況に応じた余りの処理
  • 余りがある場合、状況によって、商をそのまま答えとはできない場合があることを理解する
  • 状況に応じた余りの処理を行い、商と合わせて考え、その場面に応じた、適切な答えを考えて求められるようにする;
<例>
38 人の子供が座れるよう4人がけの長椅子を用意する場合、何台用意すればよいか、を求める場合;
  • 除法の計算は「38÷4=9あまり2」となるが、「9あまり2」の意味は「4人ずつ9台に座ると 2人余る」ということなので、余りが意味する2人が座る椅子も必要であることに気付き、問題解決のための答えは、「商に1を加えた10 台」である、と求められるようにする
 
 

※ご注意事項

※ ご紹介する単元名や項目名は、学習内容の意味的なまとまりをご紹介するために、学習指導要領や子供達の教科書等を参考に、作成者が個人的にまとめたものです。学習指導要領や各教科書および参考書等での、実際の括り方や 用いられている名称とは 異なる場合もありますので ご了承ください。

※ 調査や要約等には 細心の注意を払い、出来る限り正確な内容となるよう努めていますが、あくまでも全て、個人の解釈です。内容を保障するものではありませんので、ご了承ください。

 
 

おわりに

以上で、3年生算数【数と計算】領域の2回目について、各項目の詳細説明は終了です。

3年生のこの領域には10単元ありますので(※ 当ブログでの括り方です)、領域内の項目説明はまだ続きます!

次回は、「小学校算数3年生の項目詳細【数と計算】④」です。

 

※2025/11/29現在 、サイトリニューアルのため、「3年生の項目詳細【数と計算】④ ~【データの活用】」までのページが閲覧出来ません。12月初旬頃までには順次再公開していきますので、お待ちください。また、4年生以降はリニューアル未着手のため、「単元と項目」ページは内容の精査および校閲・校正の前段階、「項目詳細」ページはさらにボリュームが多すぎて読みにくい状態のまま、となっております。3年生終了後、順次リニューアル作業を行っていく予定です。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

 

それでは(^^)/

 
 
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