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はじめに
以前の記事「小学校算数2年生の単元と項目」で内容一覧を、具体的には『 内容領域ごとの「単元名」「項目名」』をご紹介しました。

それだけでも十分かもしれませんが、学習指導要領 公式解説には、なるほど!と思う詳しい内容が沢山載っています。
家庭学習をサポートする上で、知っていて損はないと思います。よって、公式解説を基にまとめた「項目の詳細説明」を、以前ご紹介した「項目名」に沿って、一覧にしてご紹介しています。
一度にご紹介するとボリュームが多くなりすぎますので、領域ごとに記事を分けています。それでは今回はついに詳細ラストの4回目、「小学校算数2年生【データの活用】の項目詳細」です、見ていきましょう!

【測定】領域について

【データの活用】領域では、事実であるデータを整理して、データが語る真実を読み解き、未来へ生かすこと、を学びます。
各単元の項目詳細
以下より、算数2年生の【データの活用】領域の各単元に含まれる各項目の詳細を、どんどん ご紹介していきます!
- 各単元ごとに、「項目名」「項目詳細」が記載してあります
※ ご注意事項も下部にございますので、 ご一読ください。
データの分析
- 身の回りにある数量を、観点(何に注目して見たり考えたりするのか)を一つ明確にした上で、その観点に沿って分類して整理する
- 多くの種類の情報がある中で、どの観点に着目するかで、分類や整理の仕方が異なることを知る
- 何を知りたいかによって、着目する観点を正しく考えられるようにする
クラスで自己紹介カードを一人一枚書きました。 誕生日・好きな教科・好きな給食・好きな遊び、を書きました。いろいろな係が、係活動のために、このカードを自由に使っていいことになりました。
自分達は学級新聞係です。今回作成する新聞で、みんなの生まれた月ごとの人数、つまり何月生まれが何人なのか、を紹介することにしました。これを自己紹介カードを使って調べることにしました。
(※ 学級新聞係のデータ分析の観点は「誕生月ごとの人数を調べる」なので、具体的に着目するのは 「誕生日欄の誕生月」ですね!)
お楽しみ係の子達も、自己紹介カードを使って調べるみたいです。今度のお楽しみ会で行う遊びを決めるために、みんなの好きな遊びを調べるようです。
(※ お楽しみ係のデータ分析の観点は、「人気のある遊びを調べる」なので、具体的に着目するのは「好きな遊び」欄ですね!

視点も同じような意味で使うことがあります。 このように同類の意味で使われる際の観点と視点の違いは、観点の方がより抽象的なことについて、視点は実際に具体的に見ることができることについて、をそれぞれ対象にしています。実際は厳密に区別されていない場合も多いと思いますが。
「データ分析での観点を明確にする」とは「データ分析での立場をハッキリさせる」、つまり「何を知りたくてデータを調べるのかスタンスをハッキリ決める」ということになります。これが決まれば、結果として、多くの種類のデータ項目や、項目内部にもさらに細分化された情報が含まれていたりする中で、「具体的に何に注目するか」が決まりますね。
- 数量の情報(数量データ)を分かりやすく表す方法として、表やグラフが使われることを知る
- そのうち 文字・数字のみで作られるものを 「表」ということ、数字・文字の他に図形も用いて視覚的に捉えやすく作られるものを 「グラフ」ということ、を知る
(「表」には、トーナメント表など、数量データではないものを表しているものも一般的ですね) - データを整理する際に、データをカードにして並べる、などの方法で整理することもできるが、表やグラフを用いれば、簡潔かつ視覚的に分かりやすくなる、ということに気付く
- 分類して整理した数量(数量データ)を、簡単な表やグラフに表す
(簡単なグラフとは、”○(丸)” などを並べて数の大きさを表したグラフ(棒グラフの簡易版の様な状態のもの)です)

この境界線は、大人でも答えるのは難しいと思います。そもそも「データ」って何? という大元の定義が、おそらく大人もハッキリは分からないと思うので(少なくとも作成者は分かりません^^;)、そこが曖昧なのに、境界線がどこなのか、など見えません…。
そんな「データって一体何なのか」という根本的な疑問について、以下のnoteにコラムとしてまとめていますので、よかったらご参考にしてください!(^^)/(1年生から関わることなので、1年生コラムとして公開しています)
ともあれ、2年生の子供達が分類整理している数量は、すでに立派な「データ」です!

- 表は具体的な数字が一目で分かること、それに対して、グラフは 最大のものや全体の傾向などの特徴が一目で捉えやすいこと、という それぞれの利点を感じる
- グラフから 簡単な特徴を捉える
(個数が最も多いのはどれか、など)
- 読み取った特徴などの結果から、その理由を考えてみる
- グラフや表から結果を読み取る過程で、新たな問題を見つけたり、その解決活動へとつなげたりもする
- これらの活動を通して、「観点を定めてデータを整理して特徴を把握すること」や「身の回りの事柄をデータを用いて考える力」を育くむ
自分達はお楽しみ係です。今度のお楽しみ会で行う遊びを決めるために、自己紹介カードを使ってみんなの好きな遊びを調べました。
まずは 遊びごとに人数を集計しましたが、一番人気があったのはスケートでした。 意外でしたが、「学区内に大きなスケート場があるので、お休みの日に行く子が多いからかな」と考えました。 でも お楽しみ会で行うのは無理なので、一番目は飛ばすことにしました。
二番目はドッジボールだったのでこれで決定かと思いましたが、「雨が降ったらどうするのか」という問題がありました。そこで今度は、お楽しみ会で行うことが不可能な遊びは除き、残りを外の遊びと室内の遊びに分けて、もう一度調べようかと考えました。
(※ お楽しみ係のデータ再分析の観点は、「お楽しみ会で行うために、屋外・室内ごとに、人気のある遊びを調べる」になりましたね!)

※ご注意事項
【ご注意事項】
※ ご紹介する単元名や項目名は、学習内容の意味的なまとまりをご紹介するために、学習指導要領や子供達の教科書等を参考に、作成者が個人的にまとめたものです。学習指導要領や各教科書および参考書等での、実際の括り方や 用いられている名称とは 異なる場合もありますので ご了承ください。
※ 調査や要約等には 細心の注意を払い、出来る限り正確な内容となるよう努めていますが、あくまでも全て、個人の解釈です。内容を保障するものではありませんので、ご了承ください。
おわりに
以上で、2年生算数【データの活用】領域の、各項目の詳細説明は終了です。と同時に、今回で、2年生算数は全て終了となります。
個人的意見ですが、ここ2年生が『 思考の「要」』だと思います。
今までコツコツ作ってきた 算数的な感覚の土台を、一気に知識として落とし込み、次学年以降の、いえ大げさですが 生涯に渡る、本格的な算数 そして 数学の世界へ、とつなげていく。それが この2年生算数であり、ここは「壁」ではありませんが「要」だと感じました。
例を出すと、重要度が大きいものの一つが、掛け算 即ち乗法の、その意味。乗法は、 例えば「2個のアメが3人分」あるなら、全部の数は「2×3=6」で 6個と簡単に求まりますが、処理イメージをパッと「2個 ×3人」と 捉えることは、子供・大人 ともに 珍しくないと思います。
ここに大きな落とし穴があり、正確には「1人につき 2個 ×3人」。この重要ワード「1人につき」が、抜けているのです。
乗法の式 「被乗数 × 乗数」で、被乗数が意味しているのは、数なり量なりの「ただの大きさ」ではなく「基準となる1に対しての大きさ」です。2年生の学習内容のメインの一つです。
(※ 単位もつけて考えると一目瞭然です。先の考えだと、任意の数a・bに対して「a個×b人=ab 個人」となり、積abには おかしな単位「個人」が付いてしまい、辻褄が合いません。正しい考えだと 「a個/人×b人=ab 個」で「人」がきちんと約分できるため、積abの単位は正しい「個」となります。 )
この重要事項が、先生が繰り返し強調するにも関わらず抜けてしまう原因は、「全て整数、いえ、被乗数や被除数(掛けられる数や割られる数)が小数などになっても、乗数や除数(掛ける数や割る数)さえ整数であれば、意識しなくても正しい答えが出せてしまう」からでしょう。
ですが、この認識が抜けていることに気が付かないままだと、「乗数や除数(掛ける数や割る数)が小数となる計算の意味を捉える」5年生で、一気に崩れてしまいます。
(※小数の乗法・除法は4年生から出てきますが、ここはまだ乗数・除数が整数なので、何となーくの理解でも、ひとまず通過できることも多いです。)
根本的な認識が抜けていても、正しい答えが出せている間は、先生も保護者も、そしておそらく本人も、分かっていないことに気付けないです。
易しいところから入っていく積み上げ型教科、のやっかいなところは、つまづいたと気が付いた時 が つまづいた時 なのではなく、「当時は100点を連発していた あの時に、本当はつまづいていた」これが起こり得るところだと思います。
「割合」などの算数の関門が 難易度を爆増しする5年生が「算数の壁」と言われることが多いですが、その思考の根本は、多くはこの2年生です。
扱う数が簡単な整数である2年生は、どの単元も、根本を理解していなくても、何となーくで通過できる場合が多いので、一般的にも あまり「壁」とまではなりませんが、ここです。
2年生が『 思考の「要」』です。
とは言え、もちろん 2年生の間に超☆完璧に!といかなくとも、次学年以降も、戻って再度固めて、また戻って固めて…、を繰り返しながら、確かな理解を作り込んでいくよう、学習指導要領は組まれています!(多分…。いや「ここから繋がってます!」と書いてあるけど、戻って固めるようにしてくれているのは、教科書や参考書の出版社さんかも…? 作成者も 今後もう少し読み込みます、スミマセン…mm)
では 次回は そんな次学年へと進み、「小学校算数3年生の単元と項目」を ご紹介します。
それでは(^^)/






